滋賀・雄琴 京懐石・京割烹『清元』にて
先月のことになりますが、
90歳を超える祖母のお誕生日会をということで、
家族と滋賀・雄琴の京懐石・京割烹『清元』さんに行ってきました。
京都から滋賀に移動して京料理?!と突っ込みが入りそうですが(笑)
車移動できて歩く距離が少なくて済む、
というのが祖母とお出かけ時の鉄則なのです。
予約した席には、すでに高坏に盛られた綺麗な先附が。
みんなはビール、私は運転するのでノンアルコールでまず乾杯!
筍の木の芽和えに白和え、酢漬け、小魚の甘露煮に空豆、鯛の手鞠寿司等々。
1つ1つが美しくて丁寧で美味。何から食べるか迷うのも楽しい。
続いて椀盛。
上品なお出しを張ったところにほんのり桜色の御饅頭がちょこん。
山草の緑も赤い器に映えますね。
嬉しい気持ちでお出しの美味しさを堪能できました。
お造りは、と〜っても細長い器に3種類。烏賊と桜鯛の昆布締めともう1つ。
もう1つは、なんでしたっけー(-_-)名前忘れちゃいました。初めて聞く名前で。
忘れちゃいましたが、とっても美味しかったです。
焼き物は白身魚の付け焼き。
器まで温めてあって、身はふっくらで焼き加減もちょうど良くて美味しい。
添えられた桜色に染まった大根でさっぱり。
柚子の香の甘いきんとんでほっこり。
中皿は、烏賊と筍、長芋のグリル。
貫入入りの器の白と青が、目に爽やかな鮮やかさで飛び込んできます。
口にすると、イタリア料理を思わす香りとしっかりした味付けが。
懐石の中に、不意に紛れていたこの味に驚き、
その取り合わせの良さになんだか嬉しくなります。
烏賊は柔らかくて筍は香ばしい。
山芋は、若干のシャキ感を残しつつもほっこりで絶妙です。
次は、飛竜頭のようにとりどりの具が隠れた御饅頭に、
熱々のあんがたっぷりの椀物。これ、お腹いっぱいでもすすむすすむ(笑)
上に乗った山葵がまた合うんです。
飯物は、桜の炊き込みごはんに赤だしにお漬物。
ほんのり桜の香りの塩味が上品で美味しい。
これは、家でも絶対真似したいですね。
以前、桜の混ぜごはんはご紹介しましたが、炊き込みは何故か思いつきませんでした。
大満足の中、さらなる追い打ちをかけるデザートが登場。
黒糖のわらび餅に焙じ茶のアイスクリーム。ホットコーヒーです。
これがまた、デザートだけでも来たいくらいのクオリティ。
わらび餅はとろとろで、京都・西陣のわらび餅屋さん『茶洛』みたいです。
アイスは、大好きな焙じ茶味。
香ばしさはコーヒーを思わせるけど、
独特の苦みがそれよりも後味スッキリで、食後にピッタリでした。
お店の方も最後までとても丁寧に接客して下さって、
終始良い時間を過ごすことができました。
祖母もこの内容をほとんど完食!残したのは、ごはんを少しだけです。
最近飲まなくなったビールも珈琲も、み〜んなお腹におさまっていました(笑)
行って良かったです。
ちなみにこのコースは花懐石3500円で+サービス料10%。
サービス料は、カウンター席なら不要です。